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公開勉強会「温暖化訴訟の国際潮流-ウィーン空港訴訟に焦点を当てて」を開催しました。

更新日:8月28日

 オーストリアでは,2017年初めに行政裁判所において,気候変動対策の観点からウィーン空港の拡張を違法とする判決が出されました。この判決は,その後,憲法裁判所により取り消されましたが,経済界等からの反発は強く,マスコミが担当裁判官たちの個人攻撃を始めるなど,司法の独立性の観点からも,欧州において社会的議論を巻き起こしました。

 オーフスネットでは、2017年12月13日 (水)弁護士会館にて公開勉強会を開催し、国連大学サステイナビリティ高等研究所上級研究員等,国際経験が豊富なマウアーホーファー博士をお招きし、最近のオーストリアの環境行政訴訟について報告いただき、議論しました。


◆講 師:フォルカー・マウアーホーファー(Volker Mauerhofer)氏 大阪大学法学研究科特任研究員/ウィーン大学生命科学部 講師略歴:法学博士(グラーツ大学),環境経済学修士(リード大学),弁護士。環境NGOの職員や国連大学サステイナビリティ高等研究所上級研究員など,多彩な経験を有し,国際的な環境コンサルタントとしても活躍中。

◆マウアーホーファー博士の報告資料

https://2d5204c6-1ca8-4c54-bd90-425821edd762.usrfiles.com/ugd/2d5204_caa5205228e343189c5ddd48659cfcb0.pdf

◆主催:グリーンアクセスプロジェクト、第二東京弁護士会環境法研究会、オーフス条約を日本で実現するNGOネットワーク(オーフス・ネット)


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